2019年1月16日 更新

バイクのフロントブレーキパッドの交換方法と交換時期について

バイクを長く安全に使い続けるためには、フロントブレーキパッドの交換が欠かせません。 命を預けているブレーキパッドの交換を怠ってしまうと、大事故につながってしまうこともあるので注意が必要です。 ここでは、バイクのフロントブレーキパッドの交換方法と交換時期について解説します。 事前に交換時期などを熟知しておけば、バイクでのツーリングを安全に楽しむことができるでしょう。

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ブレーキパッドの交換はなぜ必要?

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バイクのブレーキパッドは、摩擦によってタイヤの回転を止めているため、使えば使うほど減っていってしまいます。

そのため、ブレーキパッドがなくなってしまう前に交換しなければなりません。ブレーキパッドの残量がなくなってしまうと、ブレーキが効かなくなり、大事故につながってしまうので十分注意が必要です。

バイクの寿命を急激に縮めてしまうことにもなるので、残量が少なくなったら必ずブレーキパッドの交換を行うようにしましょう。

一言でブレーキパッドといっても、フロントブレーキパッドとリアブレーキパッドの2種類があり、それぞれ交換方法が異なります。

間違えないように、事前に交換方法を確かめておく必要がありますが、コツさえ覚えてしまえば初心者でも交換可能です。

特にフロントブレーキパッドの交換は特殊な工具が不要で難しい作業も必要ないので、誰でも交換することができます。

ただ、自分で交換するのが難しい場合は、無理をせずにプロに交換してもらうようにしましょう。

フロントブレーキパッドの交換方法

最初に、ブレーキパッドの取り外しから始めましょう。ブレーキパッドを固定しているネジのカバーをマイナスドライバーで外します。

ただし、通常のマイナスドライバーだとネジ山を潰してしまうので、慎重に作業しなければなりません。

いったんネジ山を潰してしまうと、素人の手に負えなくなってしまうので、通常のマイナスドライバーを使わずに、レンチにマイナスドライバーを取り付けてから強めに押し付けて回すのがベストです。

力任せにネジを回すだけでネジ山が簡単に潰れることもあるので、自信のない人は無理せずにバイクショップに頼むようにしましょう。

次に、ブレーキパッドを固定しているピンネジを六角ネジ、もしくは六角レンチで緩めます。ブレーキキャリパーをまだ外していないので、この時点ではピンを外さず、緩めるだけで大丈夫です。

このネジは過度に固着している場合があるので、自分で緩めるのが無理な場合は、バイクショップに依頼した方がいいでしょう。

ピンネジを緩めたら、次はブレーキキャリパーを外します。まずはブレーキキャリパーを止めているネジを、大きめのレンチを使って外しましょう。小さなレンチだと、きつく締めてあるネジが緩まないので、12mmのやや大きめのネジを使うのがポイントです。

ただ、大きなレンチを力一杯回すとネジ山が切れてしまうことがあるので、少しずつ力を入れながらゆっくり回すようにしましょう。ネジが緩くなったら、レンチを使わず手で回して外します。

ネジを外し終えたら、手で簡単にブレーキキャリパーを外すことができます。ただ、ブレーキディスクが摩耗していると簡単に外れないこともあるので、そのときはブレーキキャリパーを左右に揺すりながら力を込めて外しましょう。
ブレーキキャリパーはかなり汚れる部分なので、外したついでに清掃しておくといいでしょう。歯ブラシやホームセンターで売っているパーツクリーナーを使えば、簡単に綺麗になります。

ブレーキパッドを固定しているピンネジは、手で回して外すことができます。ピンネジを外すと自然にブレーキパッドも外れるので、地面に落ちないように気をつけて作業しましょう。

あとは外したブレーキパッドを新品と交換して元の位置に戻し、外した時と逆の順番でネジを取り付けていけば交換作業は終了です。作業完了後はブレーキが正常に作動するかどうか、きちんと確認しておきましょう。異音がしないかどうかも合わせて確認しておくと安心です。

フロントブレーキパッドの交換は、ネジを外す順番さえ覚えておけば、初心者でも簡単に作業することができます。作業に必要なレンチやドライバーなどはホームセンターで安く購入できるので、事前に用意しておくといいでしょう。ただ、作業中はネジ山を潰さないように注意することが大事です。

作業が難しい場合はバイクショップに依頼しよう

フロントブレーキパッドを自分で交換できない場合は、バイクショップに持っていって交換してもらうことができます。

プロに依頼する場合の費用は、それほど高くはありません。ただ、バイクの車種によって費用が大きく異なるため、ショップに持ち込む前に費用を問い合わせておきましょう。

無理してネジを外そうとすると、バイクの寿命が短くなったり事故につながったりする可能性もあるので、自分で交換できないと思ったら早めにプロに任せるのが無難です。

フロントブレーキパッドの交換時期

フロントブレーキパッドの交換時期は、走行距離や走り方によって異なります。

一般的に、交換する際の走行距離は5,000~10,000kmが目安と言われていますが、走り方によって交換時期は大きく異なるので、走行距離だけで交換時期を判断するのは避けましょう。

交換時期を知るベストな方法は、フロントブレーキパッドの残量を目視で確認することです。多くのバイクは、ブレーキキャリパーを覗き込むと、ブレーキパッドの減り具合や溝を確認できるようになっているので、誰でも簡単に交換時期をチェックすることができます。

ブレーキパッドの新品時の厚みは、メーカーによって違いがありますが、10mmであることが一般的です。

目視で確認したときに、パッドの厚みが5mm前後まで減っていたり、パッド表面に刻まれている溝がなくなったりしていたら交換時期だと言えます。厚みが2mm以下まで減っているのであれば、危険なので直ちに交換しましょう。

フロントブレーキパッドの残量は、昼間でも暗くて見えない場合があるので、ペンライトなどを事前に用意しておくのがベストです。

フロントブレーキパッドの残量を確認するときは、必ず左右両方を点検しましょう。フロントブレーキパッドの減り方は左右によって異なるため、一方だけ確認して交換時期を判断してはいけません。

左のブレーキパッドはあまり減っていなくても、右のブレーキパッドはすでに交換時期を迎えていることもあるので注意が必要です。

ブレーキパッドが減っているにも関わらず、そのままバイクに乗り続けてしまうと、ブレーキの感触が変わることがあります。

ブレーキング時に金属が擦れ合うような異音が出たり、ブレーキの効きが悪くなったりしたら、すぐにブレーキパッドの残量をチェックして新品に交換しましょう。

ブレーキパッドがなくなった状態でバイクに乗り続けていると、ローター自体が削られてしまい、高い修理代を払う羽目になります。ブレーキパッドの交換だけなら安い費用で済むので、面倒でも早めに交換をしましょう。

ブレーキパッドは年数が経つと、硬化してブレーキの効きが悪くなることもあります。

普段あまりバイクに乗らない人や、走行距離が少ない人、ブレーキパッドの残量がまだたくさん残っている場合でも、かなり年数が経過したブレーキパッドを使っている場合は、早めに新品に交換しておくといいでしょう。

ブレーキパッドの交換時期はあくまで目安に過ぎないため、迷ったときはプロに相談するのも一つの方法です。

特に普段から攻めた走りをしている人は、同じ走行距離のバイクと比べてブレーキパッドの減りが早くなるので、こまめにブレーキパッドの減り具合を確かめる必要があります。

バイクの車種によっても減り具合が異なってくるため、バイクを何台も持っている人は注意が必要です。ブレーキパッドの点検は誰でもすぐにできることなので、ツーリング前に必ずチェックしておきましょう。

ブレーキパッドの厚みが5mm以上残っているにも関わらず、車検でブレーキパッドの交換を勧められることがあります。

ブレーキパッドの減りには様々な要因があるので、厚みだけで判断できるものではありません。

次の車検までの走行距離や普段の走り方など、様々な面を総合的に判断して、整備士が交換を勧めている場合もあります。もし納得できない場合は、整備士に直接理由を聞いてみましょう。

定期的に点検を行おう

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ブレーキパッドは自分の命に関わる大事な部分なので、交換を疎かにせず、定期的に点検を行うことが大事です。

ブレーキパッドの厚みが減っていたら、なるべく早めに交換しましょう。フロントブレーキパッドの交換作業は簡単ですが、自分で作業をするのが心配な場合は、プロに交換を依頼するのも一つの方法です。

日頃の点検やメンテナンスをしっかり行っていれば、バイクの寿命を長引かせることができるとともに、修理費用を安く済ませることができます。
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※記事内の価格表記は、執筆当時の価格となります事をご了承ください

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