2019年1月16日 更新

バイクのタイヤ交換!バランス調整は必要なのか?

バイクのタイヤ交換をするときに、バランス調整が必要といわれたことはありませんか?バイクは身体でバランスを取る乗り物ですから、バランス調整といわれると、大事なことのように聞こえますよね。 ですが、バランス調整は必要な場合と不要な場合があります。 この記事では、タイヤ交換するときのバランス調整とは何か、バランス調整が必要なのはどういう場合かについて説明します。

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タイヤのバランス調整って何?

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バイクのタイヤは重さが均一ではありません。かなり精密に作られていますが、どうしても軽いところと重いところができてしまいます。

この重さのバランスが大きく狂っていると、バイクが走るときにタイヤに上下のブレが生じます。

高速になるほどブレは大きくなりますから、ブレがひどい場合は、重さのバランスを調整してブレをなくさないと、事故を引き起こす原因になります。

つまり、タイヤの重い部分と軽い部分の差をなくすように調整することを、バランス調整といいます。

具体的には、バイク用のホイールバランサーという器具を使って、タイヤの重い場所を探し出し、軽い部分(重い部分から180度の場所)に重い部分との差をなくすために、バランサーという鉛の重りを張り付けます。

こうして重い部分と軽い部分の重量差をなくすことで、タイヤのブレが押さえられ、安全に走ることができるようになります。

もっとも、タイヤには元々一番軽い場所にマークがついています。そこでホイールに組み付けるときに、ホイールのもっとも重い部分であるバルブ部分とこのマークを合わせることで、かなりバランス調整ができます。

原付などの重量が軽くスピードが出せないバイクはこれだけでも十分です。ちなみに自転車もこのようにバランス調整をしています。

バランス調整はいらないっていわれたんだけど……

まず、バランス調整が必要なほどのブレがでる速度は時速100Km前後になります。それよりも低い速度でブレがでるときは、バランス以外の原因でブレがでていると考えた方がよいでしょう。

したがって、高速道路を走れない125CC以下のバイクはバランス調整の必要がありません。メーカーもこれらのバイクにバランス調整が必要とはいっていません。

サーキットなど一般道とちがう場所を走る場合は別です。125CC以下でも100Kmを超えるスピードで走るでしょうから、バランス調整が必要ですが、サーキット走行をするような人が、バランス調整について知らないということはないでしょう。

逆にそれ以外のバイク、特に大型バイクはブレが大きくなりますので、バランス調整をする必要があります。

ただし、「大型のバイクではないし、高速は使わないし、一般道路では法定速度を守って走っています」という方はバランス調整に神経質になる必要はありません。

逆に高速を頻繁に使用するという方や大型バイクに乗っている人は必ずバランス調整をしましょう。通常タイヤ交換はお店にまかせる人が多いでしょうから、自分から「バランス調整しないでいい」といわない限り、バランス調整が工賃に含まれています。

しかし、バランス調整は別料金で申し出ないといけないという場合もありうるので、「バランス調整もしますよね」と確認は取っておいた方がよいです。

自分でタイヤ交換する人はそれなりの知識と器具を持っているでしょうから、必要ならバランス調整をするでしょう。自分でやろうと思っていて、バランス調整を知らなかった人は、お店にまかせるか、勉強して調整用の器具を入手し、バランス調整をしましょう。

動的バランス調整と静的バランス調整

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一般的なライダーの人は、先に述べたようなバランス調整について知っていれば十分ですが、こだわりがある人は動的バランス調整までする人もいます。

今まで述べてきたバランス調整は静的バランス調整といい、上下のブレに対する調整です。動的バランス調整というのは横のブレに対する調整で、四輪自動車のように幅の広いタイヤを装着している場合に必要になります。

最近はバイクも幅の広いタイヤをつけるようになってきたので、動的バランス調整も必要じゃないかという人もいます。

ただし、四輪自動車の場合、そもそも取り付け位置が若干ずれているという構造上の問題もあって、動的バランス調整が必要になっているので、単純に横幅の広いタイヤをつけるようになってきたから、バイクにも動的バランス調整が必要とは言い切れないところがあります。

しかし、やって不具合が出るわけではないので、興味がある人はやってもらってもよいでしょう。「やってもらう」と表現したのは、動的バランス調整は、四輪用ホイールバランサーという専用の器具でタイヤを回しながら測定し、機械的に算出して重りの重さと貼る位置を決めます。

そして、二輪用の横ブレに対応するホイールバランサーはほとんど出回っていません。したがって個人でやるのはまず不可能ですし、バイクのタイヤ交換を専門にしているお店も持っていない場合がほとんどです。

四輪も扱っている自動車修理工場とかにはあるかもしれませんが、「バイクには必要ないよ」といわれる可能性が高いです。お金を払ってお願いするならやってもらえるでしょうが、効果が実感できる人は少ないでしょう。

自分のバイクに合わせてバランス調整を行おう

バイクのタイヤのバランス調整は、原付や125CC以下のバイクのように最初から必要がないバイクもありますし、大型バイクのようにやっておくべきバイクもあります。

高速道路をよく使うバイクや、サーキットで走るようなバイクもバランス調整が必要です。

自分が乗っているバイクが上で述べたようなバランス調整が必要なバイクかどうかを確認して、必要な場合、自分でタイヤ交換をするときは、調整の仕方を勉強して、器具をそろえ、必ずバランス調整をするようにしましょう。

お店で交換する場合は、通常何も言わなくてもやってくれるでしょうが、初めてのお店でやってくれるかどうか分からないなら、確認するようにしましょう。

動的バランス調整をする必要はありません。特にこだわりがある方だけがしてください。バイクは自動車と違って安全性が低いので、走行中に事故を起こすと、大怪我や最悪亡くなる場合もあります。

タイヤ交換はバイクに乗っている限り必ず行うことになりますので、バランス調整の重要性を覚えておき、必要なら必ずバランス調整をしてください。
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